スリンガーの墓標

脳内ではスリンガーはバース星に転移してくろボンと再会しガイアボンさんと末永く爆発する、ということになっているのですが、それはさておき。
世間的には死んでいるのですから、お墓は建てられますよね。

彼らの住む世界において、一部熱狂的な人気を集めてそう。権力に立ち向かうアンチヒーロー的な。
とはいえ、派手にまつられるのはスリンガーの望むところではありませんから、誰も知らないところに、ひっそりと建てられてそう。それでもコアなファンが探し出して、一種の聖地と化している。悪魔の聖地とはこはいかに。

で、くろも当然その場所を知っているのですが、そんなところにスリンガーはいないと思っています。
あくまで墓は、「外から見たスリンガーの居場所」。くろはスリンガーの内面に踏み込んだわけではないけれど、その表面はなぞっている。
だからくろは、己の心中に墓を建てるのです。

表面だけの墓標の前で、「お前を斃すのが俺でなくて残念だ」とひとりごちる。

これから先、いかなる脅威が襲いかかろうと、「アイツに比べれば」と、ずっとスリンガーと比べ続ける。
それは心の空洞で、墓標で、汚点であり恋である。
くろを汚し、染み、蝕んでいく病。

くろのスリンガーに対する執着って、クリスモンドを超えたところがあるように見えて、個人的にイマイチ腑に落ちなかったんですよ実は。
愛憎は表裏一体というように、一目惚れの負の感情ver.なら納得する。つまり”恋に堕ちた”ってことですな。無自覚に。

が、そんな感傷に浸っているところに、バース星でガイアボンさんとイチャイチャしてるのを目の当たりにして、くろ激おこっていうね。
シリアスだけだと身が持たないんだよ!