鳥にだってなれる子なのに
これを飛べるのは、宇宙でただ一人しかいない。
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,しろボン,紋章編
この手は離さないといけないね
くろボンがそう歌いだした時、身の丈七割ほどの主は眼下でその小さな頬を大きく膨らませた。
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,しろボン,紋章編
紅玉がどんなに赤くても
しんとした夜の闇に、紅く円が照らされている。
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,しろボン,紋章編
天上界には友人がいてね
……あいつがこの様を見たら、なんと言うか。怒るか、泣くか、嘘つきとでも言われるか。
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,紋章編
寓意暗喩を鏤めて
なんだって、こんな日に寝坊しちゃうんだろう! オレったらいっつもドジなんだから!
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,しろボン,紋章編
ぬくもりに名前をつける
「今日は出かける約束だったろう。お前が寝坊するから、起こしにきてやったんだ」
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,しろボン,紋章編
お前は夢などみなかった
どうしたことだ。あのくろボンが、目の前にいる。しかも、こんな夜に。
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,しろボン,紋章編
抱かれ方しか知らないくせに
もしかしたら、初めからそういうつもりだったのかもしれない。
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,しろボン,紋章編
見出された子
「くろボンはおれに何の用なの?」
なにいろの花束 文章くろしろ,くろボン,しろボン,漫画版,紋章編