ジャックの壁

ジャックは正統派ヒーローになれると思うのですが、どうでしょう。

しろは困っている人をほっとけなくて、助けられるかどうか、実際にはわからないけど、『助けてみせる!』と決心して、本当に助けてしまうタイプ。
ジャックももちろん、困っている人はほっとけないんですけども、その言葉は自信に裏打ちされていて、助けられない可能性は考えていないタイプ。

しろの場合『どうしたら助けられるか』と考えていて、ジャーは『こうしたら(簡単に)助けられる』と考えている、というような。

ジャーもしろも天才気質ではありますが、微妙にベクトルが違うといいますか。
ジャーはさらっと器用にこなしてしまうタイプで、しろはやってみたらできた、みたいに思ってま
す。

例えるなら、物理的に通るはずなんだけど、普通の人にはまず通せない針の穴に、ジャーは一発で糸を通して、しろは何回かつついたらできちゃう感じ。
ちなみにくろの場合、何回やっても通せません。影でこっそり練習して、人前では通せるようにみせるタイプ。天才に見える秀才です。

そんなジャーも完璧ではなくて、壁にあたったら固まってしまいそうです。
挫折を知らないから、壁の越え方がわからない。
挫折通り越して、絶望すらしそうな気がする。

語弊がありますけども、自分こそ正しいと思ってますから、何度も同じ間違いを繰り返して、何度も跳ね返される。

反面、しろは壁にぶち当たった時、逆にやる気をみなぎらせて、こうすればよくなるんじゃないか、これ駄目だったから次はこうしよう、と着実に階段を上っていきます。

また変な例えですけども、ジャーは壁の向こうを見ていて、しろは壁を登った世界を見ている。そんな違い。

ジャーの場合、密かに自尊心が強いんじゃないんでしょうか。だから、助けてくれる人はいても、頼りたくないという。
しろはそういうことないと思います。そもそも、助けてもらうことが、自尊心を傷つけるとは思っていない。
ジャーはそう思っているという違い。

何気に『シルドーク捕らわる』の回の、『それでも駄目だったら、その時は……早く助けにきてね!』は名言だと思うのですよ。しろの強さこそ、この一言に表れてると思います。

方向が違うとはいえ、『人に弱さを見せたくない』という点では双子だなぁ。

この考えでいくと、みどりは最強だと思います。そこに壁があれば、ためらいなくぶっ壊して、突き進んでいくので。
ただ周りが追いつかないので、主人公にはなりえない。
空気さえ合えば、みどり本当に格好いいのですがどうでしょう。

スリンガーおじさんの場合ですが、おじさんにはそもそも壁が存在しません。
ジャーには壁があって、まだ強くなる要素があるのですが、おじさんにはない。初期値から100%。
強さ以外に何もない。これ以上成長する可能性がない。

くろに興味を持ったのも、いずれ自分を超える可能性を見たからなんだと思ってます。

だからクリスモンドの力で100%を超えた時、世界から外されてしまったんだと思います。
余剰分は減算、でも0か100しか存在しないので全部引かれて0。影がないからこそ虚無が大きい人だと思います。

ちょっと何言ってるかわからない