紋章編くろとVくろの違い01

紋章編くろとVくろは仲悪いって妄想。
仲悪いっていうか相容れない。

Vくろが「所詮全ては救えない」と言えば、紋章編くろは「違うな」と否定する。
「それは己の力の無さに対する言い訳だ。結果として『救えない』のと、端から『救わない』のとは違う。お前は後者だ。切り捨てる度胸も無い癖に。少数の犠牲が止むを得ないのなら、何故自分を投げ出さないのか。結局自分が可愛いだけなのだ」と。

紋章編くろは未だ見ぬ脅威から守る、Vくろは曝された危機から救う、という役割の違いがある訳で。

Vくろは理想に生きて、それでも追いつかない現実でもがいてる。
紋章編くろは現実に生きて、さらに高みへ行こうと突き進む。理想、というより野心。
前者が理想からの減点法で、後者が現実からの加点法。

紋章編くろは健康オタクならぬ強さオタクというか、「健康の為なら死ねる」というのを『強さ』に変えると割としっくりくる。
個人の思惑はあれど国や星の単位で物事を観るから、その辺その場その時を注視するVくろとは一線を画すかもしれぬ。
本人も何と戦うかわかってないから、どれだけの力が必要かどうかわかってないんだけどね。
紋章編くろが最終的に表返ったのは『守るべきもの』(隊長としての部下たち)があったからなのかもしれない。

Vくろはクリスモンドに取り込まれなかったから、守るべきものがきちんとあるんだろうけどね、それが他者ではなく自分の中にあったから分かりづらかっただけで。

お互い守るべきものがあるから、たとえ傷ついても戦い続けるだろうけど、Vくろはかすり傷一つさえ己の力不足、恥ずべきことだと思ってそうだし、弱さを思い知ることに恐怖する。
だからそれでもなお戦えるのだったらVくろは強いのだと思うのだよ。

紋章編くろは確かな力を持っていたけども目的を失っていて、Vくろは正しい目的を持っていたけれども力が足らなかった。