スリガイのターン! 01

ガイアボンさんは星の精霊で、つまりバース星の一部分みたいなものですから、あの星から出られないんじゃないかなぁって思いました。気持ち的な問題でなく物理的な意味で。
もちろんバース星を放りだせない気持ちもありますが。

彼女もまたバース星によって生み出されたものならば、存在事由は『生まれたばかりのバース星が正しい進化を辿るように導くこと』なので、その存在事由が成立しなくなれば彼女も存在できないのではないかと。
あるいは彼女はバース星以外の環境では生きていけないのかもしれません。現時点で人間が地球以外で暮らせないように。
しろ達は自由に時空間移動してますが、生まれたばかりの星がそれだけの適応性を備えているのかはわかりませんし。

そんな閉鎖的な環境にいるガイアボンが、スリンガーが来た為に外の世界を知り、その為に苦しむようなことがあっても、彼女ならばそれすら幸せだと言うと思います。
むしろ身につまされるのはスリンガーの方。

バース星を出なければ回避できる問題なので、それを良しとするかは別として、スリンガーがガイアボンさんの許へ通えば解決はします。
じゃあバース星に住んじゃえよ! となりますが、スリンガーはそうしないんですよね。

スリンガーは『今を生きればいつ死んでもいい』というところがある気がするので、後悔をしないように未練を残すようなものは作りたくないんですよね。
(通ってる時点で未練作ってますが、本人にそのつもりはないのでおいておきます)
また自分の性分を理解しているからこそ、万が一にも弱っている姿を見せるようなことはあってはならないという見栄もあります。

たとえ無茶をしなくなろうとも、さしあたってガイアボンさんの寿命が途方もなく長いと思われますので、スリガイにおいて別れは必然のものなんですよね。

どうあがいても悲恋にしかならないので、スリンガーも神になっちゃえばいいじゃねと思いました。

そうまでしても二人が好きあっているかはまたわからないもので。
スリンガーからしたら、いい感じに放っておかれたり構ってくれたりするので、外部からの干渉もないし、非常に楽で居心地がいいんです。
ガイアボンさんは、来る者拒まず去る者追わずなので気にはしてませんが、療養のために訪れる人間の多い中で、なんでこの人は怪我もないのに来るのだろうとは思っています。

ただ、スリンガーがよくないことをしてきたことはわかっていて、しかして外の世界に疎いが為に倫理観に絶対の自信がないので、何も言うことはありません。
なんだかんだでスリンガーも優しい(※ガイアボンさん評)ので、ガイアボンさんはそれを信じることにしたのです。
優しいと言っても前科があるのでメリー達には噛みつかれてますが。

そんなスリガイ。