ジャックは自信過剰なきらいがあるんですよね。もちろん、それだけの力も持ち合わせてるんだけど。
故に、はるかにキャパオーバーの、強大な敵が現れたときに、割とポッキリ心が折れる。自分が敵わない存在なんて、いないと思ってたから。
くろボンに対しては正しく尊敬してて、むしろ「兄さんを倒せるのは自分しかいない」とさえ思ってる。
だからこそ、兄以外の存在に敗れたとき、「こんなヤツにも勝てないのか」と打ちのめされる。
逆に過去のいきさつから、自分は無力だって思い込んでて、徹底して戦わなくなってたらグッときますね……。
だから世界を救った兄さんを崇拝してる。どつかれたって笑ってるし、「いくじなし」っていわれても飲みこんでる。
より強い力を求めるくろボン、力があってもなんの役にも立てないジャック。
ジャックは心が折れてから物語本番。
前途がどうあがいても絶望であったとして、ビーダマがどす黒くなる訳ではなく、「簡単に諦めてやったりはしない」という悪あがきをギリギリのところで保っていて、ただ誰かの助けなんて端から頭に無いから、その誰かが腕を引っ張って引き上げてくれた日には、号泣してしまうそんなメンタリティ。
