「ジャック、一緒に逢いに行こう。じいさんに!!」
改めてこの言葉はすごい決意だなぁと思う。
くろはしろ達と同じ年の頃で、同じように遊んでいてもおかしくはないというのに、家族を奪われたばっかりに、ダークビーダを倒すことを生きる目的にしてきました。
楽しい思い出もだいぶ昔のほんの少ししかないけれど、だからこそ戦ってきたのだと思います。
その果てが心中だとしたら、傍目には哀しいけれど、しかしくろには絶望も迷いも無い。
操られた人物を元に戻す方法は、グレリンとくろが知っていたところをみると、じいちゃんが研究していたのでしょう。あるいはジャックがそうなることを予見して。
ただしそれまではダークビーダは現れてなかったので、あくまでも理論としてあっただけで、ヒリューやきいろ兄やんの件を見てくろは確信した。
46話で殿下の正体を知り動揺したくろですが、47話までの間に、取り戻したかった弟と戦わなければならないのか、いや、希望はあるはずだと葛藤していたのかもしれません。
元に戻す方法を知らなければ、くろはもう戦えなかったかもしれませんからね。
ただ、赴く前に刺し違える覚悟があったことを考えれば、元に戻らないことも考えてはいた。
仇を討つ為に戦ってきたからこそ、ジャックを取り戻せないこと、それを認めることは、くろの生存理由の全否定につながります。そして、家族を取り戻したかったからこそ、じいちゃんの願いを果たす為に、くろはジャックを倒すことを決めた。
一緒に、というのは、くろの兄弟愛ですよね。
結果として47話でジャックを元に戻し、またさらわれる訳ですが、一度元に戻ったことは大きな意味を持ったと思います。まだ希望はある、まだ戦えるとくろの意志を一層強固なものにした。
この時点ですでにしろ達を仲間と認めているのに、なお一人で戦おうと理由についてですが。
くろの戦う理由は、ダークビーダを倒す為で、どちらかといえば復讐の意味合いが強い。一方しろ達は、ただ純粋に街の平和を守る為に戦っている。
その『守るもの』に自分たち兄弟が含まれたことをわかったのでしょうね。だからこそ巻き込めないと。
48話でしろ達が駆けつけた時の安心した様子を見るに、一人では適わないと理解していたし、覚悟もあったけれども、やっぱり嬉しかったんだろうな。
結論としては、『いい友達を持ったね!』ということです。
